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眞子さま婚約「幸せならOKです」あの学生は今…タイから送る感謝
秋篠宮家の長女眞子さま(25)の婚約内定が9月3日に発表されました。婚約報道が流れた5月、ネット上で注目を集めたのが「幸せならOKです」のせりふです。街頭インタビューで一躍、時の人になった、あの男子学生。今回の婚約内定と記者会見は、どのような思いで見守ったのでしょう。今、タイにいるという学生に話を聞きました。(朝日新聞名古屋報道センター記者・斉藤佑介)
「眞子さま、待ち受けにしていたんですよ。マジでショックです!」「でも幸せなら……OKです」
笑顔で語る学生の動画や言葉は、今もツイッターを駆け巡っています。眞子さまの婚約準備報道があった5月16日夜、テレビで放送された街頭インタビュー。率直な学生の人柄は、当時からツイッターで好意的に受け止められました。ある画像付き投稿は、14万回以上リツイート(転載)されています。
「推しが(自分が推しているアイドル)結婚してもこう言えるようでありたい」「幸せならOKの人、器がでかい」。6月、AKBグループの総選挙でNMB48のメンバーが「結婚宣言」してファンの間で論争が起きた際も、「幸せならOK」が注目を集めました。
この学生は青山学院大2年の野村光平さん(20)。「カメラに映り込もうという軽い気持ちでした」とあの日を振り返ります。
東京・渋谷でインタビューを受けました。そこで初めて婚約について知ったそうです。「ファンとして素直な気持ちがそのまま出てしまいました」
野村さんは「自分の道標。向かう方向を示してくれました」と眞子さまに感謝しています。
高校2年だった2014年秋、妹の佳子さまの国際基督教大(ICU)編入が世間で話題になっていました。進学先を考える中で、野村さんは、ICU卒業生の眞子さまの画像を見つけます。空港前で撮られた横顔の写真で「魅惑的できれい」と感じたそうです。
携帯電話の待ち受け画像は、高3の8月まで眞子さまにしていました。ちなみに今の待ち受けは、タイに留学する前、友人と一緒に行ったディズニーランドの写真になっています。
当時、理系で数学が最も得意だった野村さんは、国語や英語は苦手。一方、英語話者へのあこがれも捨てきれずにいました。
「安易ですが、ICUに行けば、すでに卒業している眞子さまにお目にかかる機会もあるのではないか、そんな妄想が広がりました」と笑います。
文系に転じ勉強に力を入れました。センター試験で英語の得点は8割を超えました。「40~50点しかとれなかった自分が変わった」
ICUは最終的に受験しませんでしたが、青山学院大に進学。8月に日本を発ち、12月まで留学先のタイでフィールドワークを続けています。
「眞子さまを知って国際関係の勉強をするようになりました。ご婚約は本当にうれしい」
日本ではテレビ局が中継をして伝えた婚約内定と会見について、どう思っているのでしょう?
「ツイッターでまわってきた会見の動画を見ました。本当に素敵な恋愛だなと感じました」
語学への道を開いてくれた「お姿」と、会見で見せた仲むつまじい「お姿」。野村さんの気持ちは今も「幸せならOK」でした。
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