参加する約4千校の中から最後まで試合ができるのは2校だけ。高校野球を見る人の心を揺さぶるのは、勝者の笑顔より、敗者の涙なのかもしれません。初戦敗退の監督は「人生で勝ち続けることはない。折れない心なんてない」と語りかけました。延長戦で負けた主将は笑顔で「野球の神様、いましたよ」。グラウンドに残してくれた「心に刺さる名言」を集めました。
私が泣いていたら悲しいチームになっちゃう。笑顔の似合う楽しいチームなんです
「私が泣いていたら悲しいチームになっちゃう。笑顔の似合う楽しいチームなんです」

中学1年からバッテリー。これから別々の大学になる。今度は敵同士で野球をやろう
専大玉名への進学を先に決めた桑原捕手の後を追う形で牛島投手も同校への進学を決め、高校でもバッテリーを組んだ。
「中学1年からバッテリー。これから別々の大学になる。今度は敵同士で野球をやろう」
野球の神様、いましたよ。こんな最高の試合ができたんですから
「野球の神様、いましたよ。こんな最高の試合ができたんですから」。泣きじゃくるチームメイトのもとへ駆けていった。
これからの人生で勝ち続けることはない。折れない心なんてない
「短い大会が終わったね。どうやったかな。負けてしまったけど、これからの人生で勝ち続けることはない。折れない心なんてない。みんなには立ち直る力をつけてほしい。『1回戦負けやんか』と言われたって、この部で野球をできたこと、たくさんの人に応援してもらったことの値打ちは絶対にある。胸を張って学校へ帰ろう」
今日しか言わんぞ、ようやった
「お前らには死ぬほど怒ってきたけど、『勝つ』という経験をして欲しかった。2回戦も逆転勝ちしてな。やったらできんねん。お前らのおかげで5年ぶりの1勝を経験させてもらった。1、2年生、来年は校名が変わってしまうけど、先輩たちの思いを引き継いでいこう。今日しか言わんぞ。ようやった」
この夏、朝日新聞のインスタグラムでは高校野球にかかわる人たちの言葉「言球(ことだま)」をご紹介しています。ハッシュタグ(#言球)でこれまでの投稿を見ることができます。本大会開幕後も引き続き投稿していきます。
朝日新聞公式インスタと連携し、これから高校野球にかかわる人たちの「言葉」を随時、配信していきます。#言球 https://t.co/Q3GYWI6DZq
— 朝日新聞公式インスタグラム (@asahi_insta) 2017年7月15日