話題
見えた人だけ割引き! 函館の料理店、屋根の上に…お店に聞きました
ホテルの窓から見た北海道函館市の景色。あれっ?あのお店の屋根に何か文字が書かれている!
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ホテルの窓から見た北海道函館市の景色。あれっ?あのお店の屋根に何か文字が書かれている!
【ネットの話題、ファクトチェック】
ホテルの窓から見た北海道函館市の景色。あれっ、店の屋根に何か文字が書かれてる。「この看板を発見したお客様に限り店内食事、割引販売致します」――。特定のホテルの窓からしか読めないように書かれたこの文字が、先月ツイッターで話題になりました。どんな狙いがあって書かれたものなのか? お店に話を聞きました。
屋根に文字が書かれているのは、北海道函館市にある「函館ダイニング 雅家」。
函館駅前に位置し、お昼は北海道の素材にこだわったお刺し身膳や焼き魚膳、夜は店内水槽から造る活魚刺し身や握りずしなどを提供しています。
先月中旬、この店の屋根を写した画像がツイッターに投稿されると、「やるね」「行くしかない」「幾ら安くするんだろう?」と話題になり、リツイートは9900を超えています。
岩手県奥州市にある建設会社の会長・工藤一博さんは今から6年前、出張で訪れた函館のホテルの窓から外を眺めていて、屋根に文字が書かれていることに気付いたそうです。
「飛行機から屋根を見ることが好きで、なんとなく眺めていたら目に入りました。屋根でアピールするなんてすごいなと思いましたね」
思わず撮影し、自社のホームページにもアップしました。
雅家の担当者に聞いたところ、「2007年にお店がオープンした時に書いたものです」と教えてくれました。
社長のアイデアで、近くにあるホテルのお客さん限定の割引サービスをしようと、そのホテルからしか見えないように文字を書いたそうです。
気になる割引率は「5%引き」とのこと。実際に割引を利用するお客さんは全体の1%ほどで、冬場は屋根に雪が積もっていることが多いため利用者は少ないといいます。
「話題になったことで宿泊者以外にも割引を申告する人がいるのでは?」という問いに対しては、「あんまり急増するようだったら、ホテルに宿泊したことを証明できるものの提示をお願いするかもしれません」とのことでした。
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