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小田急線、「乗客喧嘩?」からまさかの連続トラブル ラッシュ客悲鳴
小田急小田原線の小田急相模原駅(神奈川県相模原市)で2月28日午前7時ごろ、乗客同士のトラブルによる遅延がありました。電車は10分ほど遅れて運転を再開しましたが、1時間後に別の駅でもドアが閉まらないトラブルが発生。通勤ラッシュに2度のトラブルが直撃し、巻き込まれたとみられる人たちからは「遅れすぎ」「混みすぎ」などのツイートが相次ぎました。運転士経験がある小田急担当者は「ラッシュで同じ列車の連続トラブルは、30年勤めていて記憶にありません」と話し、トラブルが大規模な駅の周辺で起きたことが遅延拡大につながったと説明します。
この影響で小田原線は、正午前まで上下線一部で60~80分の遅れが発生。東京メトロ千代田線との直通運転も一時中止になりました。
小田急電鉄によると、トラブルがあったのは小田急相模原駅の上りホーム。午前6時58分発の新宿行き準急が到着後、駅員が乗客同士のトラブルを確認しました。
ツイッター上では、列車の乗り降りを巡って女性客同士が口論をした、という情報が拡散。小田急は「ネット上の情報は把握していますが、トラブルの詳しい内容については確認中」としています。
電車は10分ほど遅れて出発しましたが、約1時間後の登戸駅(川崎市)でも、発車のために閉めようとしたドアが閉まらない事態になりました。列車の写真などとともに「人が詰まりすぎてドア故障」などという投稿がツイッター上でされています。
こちらについて小田急は、「かなり混雑していたのは事実ですが、扉の戸袋に物がはさまったのが原因」と説明。点検を終え、約30分後に運転を再開しました。
改札出るのも一苦労……@小田急登戸 pic.twitter.com/sxY2IZi63b
— かいひの (@ADV3155) 2017年2月27日
午前中いっぱいにまたがる大幅な遅延につながった今回のトラブル。担当者は「トラブルのあった駅が大きな駅の手前だったので、運転再開後も乗客の乗り降りにさらに時間がかかり、遅れが広がりました」と話します。
小田急相模原駅の場合は、新宿に向かって相模大野駅、町田駅などが続いています。続く登戸駅は駅自体が大規模ですが、成城学園前や経堂などが控えています。遅延によって、駅で待つ乗客が増え、その分安全確認などにさらに時間がかかることになります。
さらに今回は、もともと遅れていた列車がまたトラブルにあったという事態。「先に走っている列車の間隔を調整するなどしましたが、この列車に乗客が集中していまい、遅延と混雑が拡大しました」と説明しています。
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