話題
カルピス=カルピコ、米国では別名な訳 ダルビッシュ投稿に驚きの声
多くの人に親しまれている「カルピス」。アメリカでは「カルピコ」として売られているのを知ってましたか?
話題
多くの人に親しまれている「カルピス」。アメリカでは「カルピコ」として売られているのを知ってましたか?
【ネットの話題、ファクトチェック】
多くの人に親しまれている乳酸菌飲料「カルピス」。大リーグで活躍しているダルビッシュ有投手がインスタグラムに投稿したカルピスソーダの画像が話題になっています。日本でも見慣れたパッケージに見えますが、本来「CALPIS」となっている部分が「CALPICO(カルピコ)」となっています。いったいなぜ、商品名を変えているのでしょうか? 理由について調べました。
カルピスは、1919年に発売された日本初の乳酸菌飲料。乳酸菌と酵母、発酵という自然製法が生み出す独自の甘酸っぱいおいしさが特徴です。
先日、ダルビッシュ投手のインスタグラムに、「アメリカでは〝カルピス〟ではなく〝カルピコ〟なんです」という文言とともに、ペットボトルの画像が投稿されました。
見慣れたパッケージにカタカナで「カルピスソーダ」と書かれていますが、その上の英字は「CALPICO」となっています。この投稿に対して「なんでだろー」「知らんかった」「カルピコの方が響きが可愛い」といった声が寄せられています。
どうやらこのカルピコ、偽物ではないようです。なぜアメリカでは名前を変えて販売しているのでしょうか? カルピスの広報を担当しているアサヒグループホールディングスに話を聞きました。
――アメリカでは「カルピコ」という名前で販売しているのは本当ですか
「本当です」
――なぜ日本と名前が違うんですか
「英語でカルピスと言うと、『cow(カウ)piss(ピス)=牛のおしっこ』と聞こえてしまうということから、『CALPICO』という名前で販売しているんです」
――アメリカだけですか
「カルピスは北米やアジアなど30カ国以上で販売していますが、カルピコとして売っているのは、英語がよく使われる米国、カナダ、インドネシアの3カ国です」
――そもそも、カルピスのネーミングの由来は
「カルシウムの『カル』と、サンスクリット語で〝最上の味〟を意味する〝サルピス〟の『ピス』から生まれました。命名には、音楽家として有名な山田耕筰氏や、サンスクリット語の権威である渡辺海旭氏にも意見を聞いたそうです」
――ダルビッシュ投手の投稿が話題になっていることについては
「海外で活躍している方に飲んでいただけているのは光栄です。これからもカルピスをよろしくお願いします」
1/27枚