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話題

『タイムスリップ写真』ネットで拡散中 雑誌の企画に思わずほっこり

昔の写真を同じメンバー・同じ構図で再び撮影して並べて見る「タイムスリップ写真館」が話題になっています。

「タイムスリップ写真館」に掲載された写真
「タイムスリップ写真館」に掲載された写真 出典: TOKYO GRAFFITI webより

目次

【ネットの話題、ファクトチェック】

 ある雑誌に掲載された写真が話題になっています。昔の写真を同じメンバー・同じ構図で再び撮影して並べてみる「タイムスリップ写真館」という企画で撮影されたものです。結婚から60年近く経っても新婚当時と同じように仲むつまじくほほえむ夫婦や、抱っこしていたのが抱っこされる側に変わった祖母と孫の写真などがあり、ツイッター上では「ほっこりした」と共感の声が相次ぎ、拡散を続けています。どんな経緯で始まった企画なのか? 雑誌編集長に話を聞きました。

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「あの頃二人は新婚だった」
「あの頃二人は新婚だった」 出典: TOKYO GRAFFITI webより

「東京グラフィティ」に掲載


 話題になっている雑誌は「TOKYO GRAFFITI(東京グラフィティ)」。WEBコンテンツの企画・取材制作や、雑誌「HR」などを手がけている会社「グラフィティ」(東京都渋谷区)が発行しています。

 ツイッターで話題になっているのは、先月23日に発売された2月号に掲載されている企画「タイムスリップ写真館」の写真です。

 昔撮った写真をもとに、同じメンバーが同じ構図で、同じような服を着て撮影した写真の数々。

 先月30日、雑誌に掲載された写真を写した画像がツイッターに投稿されると「めっちゃほっこりする」「いつか撮りたいわ」と話題になり、リツイートは3万3千、いいねは9万4千を超えています。

 話題の写真が掲載されている「TOKYO GRAFFITI」はどんな雑誌なのか? どういった経緯でタイムスリップ写真館が始まったのか? 編集長の鈴木俊二さんに話を聞きました。

「TOKYO GRAFFITI」2月号。総集編なので「タイムスリップ写真館」の傑作が大量に掲載されている
「TOKYO GRAFFITI」2月号。総集編なので「タイムスリップ写真館」の傑作が大量に掲載されている 出典: TOKYO GRAFFITI webより

編集長に聞きました


 ――東京グラフィティって、どんな雑誌ですか

 「多くの一般の人の日常を取材し、掲載している雑誌です。原宿のファッショニスタから、秋葉原のオタク、銀座のオシャレおじいちゃんまで、毎号数百名の様々な人たちが登場する、時代のアルバムのような本です。2004年に創刊し、今年で13年目になります。奇数月の23日発売の隔月発売です」

 ――タイムスリップ写真館について教えてください

 「昔撮影した写真と同じメンバー・同じポーズで写真を再撮影して、昔と今の写真を並べてみる企画です」

 ――いつから掲載されているのでしょうか

 「2004年の創刊時より掲載しています」

 ――毎号掲載しているんですか

 「毎号レギュラーで掲載しています。通常2組くらいですが、年に何度かの特集時には10組くらい掲載します」

 ――被写体として登場する方々はどうやって選ばれているのでしょうか

 「他のページの取材で出会った人など様々です。出たいと応募してきた人が掲載されることもあります」

「長い反抗期?! それでも昔と変わらず娘を抱きしめるママ」
「長い反抗期?! それでも昔と変わらず娘を抱きしめるママ」 出典: TOKYO GRAFFITI webより

「一家に一冊、保存版です」


 ――始めたきっかけは

 「一般の人の人生を感じるような写真企画として考えました。映像がなくても、詳しいインタビューなどがなくても、写真だけで良さが伝わるな、と思いました」

 ――工夫した点や、心がけた点は

 「過去の写真が15年以上くらいは昔であること、昔の写真自体が味わい深い写真を探してもらうこと、服やポーズや表情などの再現性をがんばること、などです」

 ――読者からの反響は

 「『気持ちがほっこりする』『東京グラフィティのページでこの企画が一番好き』という声をよく聞きます」

 ――ツイッターで話題になっていますね

 「読者の方がページの写真をあげてくれて、本当にとても嬉しいです。多くの人に企画を知ってもらうことになり、編集部はとても励みになっています。今の発売号は、総集編なので、タイムスリップ写真館も傑作が大量に掲載されています。一家に一冊、保存版です!」

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