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トランプ氏、「夫人」「娘」での検索集中 カツラネタはもう飽きた?
アメリカ大統領選で、注目をあび続けるトランプ氏。どんな言葉と一緒に検索されたのでしょうか? ヤフーの日本からの検索データからは「夫人」「娘」など、トランプ氏ならでは特徴が現れました。
共和党での大統領候補の指名を獲得した2016年7月20日から10月16日を調べると、1位は「発言」でした。
一方、2位には「夫人」(4位にも「妻」)、3位は「娘」などが並びました。
なぜ「夫人」が浮上したのでしょうか? これは、トランプ氏の妻メラニア・トランプさんの演説をめぐる盗用疑惑が影響していたと思われます。
7月20日、トランプ氏の関連企業の従業員が誤ってミシェル・オバマ大統領夫人の演説から流用したことを認める声明を発表しました。
トランプ氏の陣営はこれまで「盗用ではない」と主張していましたが、一転して認める展開となりました。
メラニアさんの演説を巡っては、7月18日に共和党大会での内容の一部が、ミシェルさんの2008年の民主党大会での演説に酷似していることが指摘されていました。
■「ドナルドトランプ」とともに検索された第二ワード(共和党予備選挙前2016年2月1日~7月19日)
(1)日本
(2)娘
(3)発言
(4)カツラ
(5)大統領
(6)大統領になったら
(7)妻
(8)暗殺
(9)髪型
(10)資産
■予備選挙後(2016年7月20日~10月16日)
(1)発言
(2)夫人
(3)娘
(4)支持率
(5)妻
(6)日本
(7)嫁
(8)カツラ
(9)大統領
(10)女性蔑視
「娘」の検索数を見ると、大統領選が始まった当初から高い検索数を集めています。
予備選挙前の2016年2月1日から7月19日の期間で2番目に検索され、7月20日から10月16日の期間でも3番目でした。
今回の大統領選、ワシントン・ポスト紙はクリントン氏の娘、チェルシーさんと合わせて「Whether Ivanka or Chelsea, America's next first daughter will hold unusual power(イヴァンカでもチェルシーでも、次期米大統領の娘は稀な力を持つ)」と伝えています。
記事によると、トランプ氏の娘、イヴァンカさんはトランプ社の副社長をつとめてます。共和党全国大会では、父親への批判に対して反論。弱点とされる女性からの支持を集める存在として注目されています。
親同士がライバルのイヴァンカさんとチェルシーさん、実は、私生活では友達だったそうです。ただ、現在は関係を「保留状態」にしているそうです。
発言内容をはじめ、演説のスタイルなど、注目を集めるトランプ氏。中でも「カツラ」は、当初からキーワードとして浮上していました。
2016年2月1日から7月19日では4番目に検索された単語になっています。支持者の間でも、金髪のカツラはトレードマークのアイコンとして愛されています。
ただ、予備選後の2016年7月20日から10月16日の順位を見ると「カツラ」は8位に後退しています。大統領になる可能性が高まる中、カツラネタよりも、「発言」(同じ期間の1位)、「支持率」(同じ期間の4位)に関心が移っていったようです。
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