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シン・ゴジラがモチーフ、成人式案内状が話題 市議会ロケがきっかけ
東京・調布市が来年１月９日に開く成人式の案内状が、ネット上で話題になっています。
赤い背景に浮かぶ、黒いシルエット。そう、あの大ヒット映画「シン・ゴジラ」のポスターの色使いです。しかし、真ん中に描かれた文字は「シン・セイジン」。
案内状全体が、映画の前売り券に似たデザインになっています。よく見ると細部までこだわってあり、黒いシルエットは調布市の形を約９０度回転させて、なんとなくゴジラっぽく見えるようにしてあります。
映画ポスターでは「ニッポン対ゴジラ。」となっていたキャッチコピーは、「対」だけが残って「ゼッ対キテネ。」に。片隅には「Ｒ成人」マークまであるなど、小ネタが効いています。
「シン・セイジン」に反響
今月４日から新成人対象者２１７８人に送りはじめたところ、ツイッターには「我が家にもシン・セイジン来てた」「 ハイセンス（笑） 」と反響が次々。
さらには
「シン・セイジンになると『今ここで決めないといけないのか？！』って場面だらけになります」
「シン・セイジンの皆さんが第三形態になって暴れないことを祈りたい 」
と「シン・ゴジラ」の展開にちなんだつぶやきも増えています。
きっかけは「市議会でロケ」
調布市教育委員会の担当者に、案内状をつくった経緯を聞きました。
――なぜ「シン・ゴジラ」をモチーフに？
発案したのは地元の２０歳前後の若者１０人でつくる、成人式実行委員会です。実は「シン・ゴジラ」のロケの一部が、調布市議会の議長室でも行われたんです。そうした縁もあって、新成人に注目してもらえる案内状を目指した結果、こうしたデザインになったと聞いています。
――変わった案内状は、今回が初めてなのですか？
いえ毎年、実行委員会が工夫して作っています。前回は革手帳のような見た目の案内状を作りました。開くと、手書き風の文字で日程が書いてあります。
会場の階段に一段ずつ貼り紙をして、「大人の階段」という文字を浮かび上がらせるのも毎年恒例になっています。この貼り紙は前々回の成人式のときに突然ネットで話題となり、私たちも驚きました。
――どんな効果を期待していますか。
若者たちのアイデアは、私たちより柔軟。この案内状を見て、１人でも多くの新成人が成人式に関心を持っていただけたらうれしいですね。
「大人の階段」もネットで話題に 調布市の成人式
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