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歩きスマホ、略して「あホ」や! マナー啓発ポスターに納得の声多数
神戸市内の駅に張り出されたポスターが話題になっています。
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神戸市内の駅に張り出されたポスターが話題になっています。
神戸市内の駅に張り出されたポスターが話題になっています。スマホを手にした人物の横に書かれた文字は「歩きスマホをしとる人 今日から略して『あホ』と呼んだんねん」。この標語に対して「これ、すごくいい」「今度会ったら言おう」と納得する声が多数上がっています。どういった経緯でこのポスターを設置したのか? 運営会社に聞きました。
このポスターが掲示されているのは、神戸新交通が運行する「ポートライナー」の三宮駅ホーム。ホームドアのガラス部分に貼られており、「歩き」のよみがなの「あ」と、スマホの「ホ」が赤字で強調されています。
貼り出されたのは3月下旬ですが、最近になって地元紙やネットメディアなどで取り上げられて話題に。この標語に対して納得する声が多く上がっています。
歩きスマホの危険性については、これまでも問題視されてきました。
2014年には、東京・渋谷駅前のスクランブル交差点を通行人全員が歩きスマホで横断した場合を想定したNTTドコモの動画も話題となり、歩きスマホ防止のためのアプリなども提供されています。
画面に釘付けになり、左右に視線がいかなくなることで通常の歩行に比べ、視野が20分の1程度になるといわれる歩きスマホ。
朝日新聞の声欄に法規制を求める投稿が掲載されると、「向こうから車椅子にぶつかってきたのに逆切れされ、頭をたたかれたことが5回、足を蹴られたことが4回ある」「すべてのスマホを止まっている時だけしか使えない設定にしてしまえばいい」「やっぱり、みんなのマナーに期待したい」といった反響が寄せられました。
痛烈な表現で歩きスマホを皮肉った今回のポスターは、どうやって生まれたのか? 神戸新交通の担当者に聞きました。
――どなたの発案なのでしょうか
「神戸新交通では2007年から、沿線の大学や高校に乗車マナーに関するポスター制作を呼びかけています。今回のポスターは学生さんが発案したものの一つです」
――数多くの応募があるんですか
「毎年、応募いただいた50作品ぐらいを主要駅などに貼りだしています」
――話題のポスターは、そのうちの一つということですか
「そうです。デザイン性などを見て一部の作品に賞を贈っているのですが、話題になっている作品は受賞していません」
――話題になっていることについて、どう思いますか
「長年やってきて、こうした反響は一度もなかったので驚いています。それだけ、みなさんが歩きスマホが問題だと感じていることの表れなのではないかと思います」
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