ネットの話題
花見の場所、500平方mの社名シートで占拠 ネット炎上に日揮は?
プラント建設大手「日揮」が花見の場所取りのために敷いたシートが、「何様だ」とネットで炎上しました。日揮が平謝りするほどの内容とは。
ネットの話題
プラント建設大手「日揮」が花見の場所取りのために敷いたシートが、「何様だ」とネットで炎上しました。日揮が平謝りするほどの内容とは。
花見シーズン到来中。花見と言えば、頭を悩ませるのが「場所取り」です。会社での花見において、場所取りは「新入社員にとっての初仕事」と言われることも。そんな中、プラント建設大手「日揮」(横浜市)の社員が行った場所取りがツイッター上で「非常識だ」と炎上する騒ぎに。日揮は「非常識と言われても仕方ない行為を社員がしてしまい、世間をお騒がせして誠に申し訳ない」と平謝りです。
舞台は、横浜市の掃部山(かもんやま)公園。園内約2万5千平方mのうち約1500平方mにサクラ200本が植えられ、花見シーズンには多くの人が訪れる人気スポットです。公園ではトラブル防止のため、通路での場所取りと無人での場所取りを禁止しており、シーズン中は園内5カ所に看板を掲げています。
公園を管理する横浜市西区の西土木事務所によると、大規模なブルーシートが現れたのは、28日午後2時ごろ。日揮の社員が設営していたところを事務所の職員が発見しました。500平方mと広範囲にわたってブルーシートが敷かれていたため事務所の職員が注意をしましたが、その場では撤去されませんでした。夜間は無人での場所取り状態となり、翌日の午前に社員がシートの場所に姿を見せたため再び注意したところ、シートの一部100平方mほどが撤去されたということです。
シートには「お花見会場 OHANAMI SITE 日揮株式会社 JGC CORPORATION」と書かれた紙が貼ってあり、加えて「使用期間/時間帯」とともに28日~4月1日までの5日間の日程と時間が記入されていました。長い日で、10時間ほど使う予定を記していました。さらに、そこには、「上記時間以外はご自由にお使いください」とも。
ネット上では29日ごろにツイッターやまとめサイトで取り上げられ「何様だ」「常識を疑う」との書き込みが相次ぎました。
日揮の広報IR部によると、今回の花見の場所取りは、社としてではなく社内の一部社員が自発的にしたものだということです。騒ぎを受けて、日揮にも電話による苦情が複数件あったということです。
関係部門に対しては、29日付で迷惑になる行為をしないよう通知を出し、30日午前中までには、全てのシートが撤去されました。広報IR部の担当者は「非常識と言われても仕方ない行為を社員がしてしまい、世間をお騒がせして誠に申し訳ない」と話しています。
1/10枚