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新宿の名物喫茶、41年の歴史に幕 名付け親・小池一夫さんねぎらう

東京・新宿にある喫茶「沙婆裸(サハラ)」が12月26日をもって、41年の歴史に幕を下ろします。漫画原作者の小池一夫さん(79)が店の名付け親でした。

12月26日で閉店する喫茶「沙婆裸(サハラ)」
12月26日で閉店する喫茶「沙婆裸(サハラ)」

目次

 東京・新宿の靖国通り沿いにある喫茶「沙婆裸(サハラ)」が12月26日をもって、41年の歴史に幕を下ろします。漫画原作者の小池一夫さん(79)が店の名付け親でした。

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「サハラ 女外人部隊」が由来

 「沙婆裸」は1975年6月にオープン。新宿という喧噪の街の中心にありながら、一歩入るとそこは静かで趣ある店内。近年は「70年代ど真ん中」のレトロさに魅せられ、若者の客も目立っていました。

 ところで「沙婆裸」という店名、実は漫画原作者の小池一夫さん原作、漫画家の平野仁さん作画の「サハラ 女外人部隊」が由来になっています。

小池一夫さん原作、平野仁さん作画の「サハラ 女外人部隊」
小池一夫さん原作、平野仁さん作画の「サハラ 女外人部隊」 出典: ©小池一夫・平野仁/小池書院

 小池一夫さんの知人が店主の兄にあたり、「店の名前を決めてくれないか」と持ちかけられたそうです。当時「ビッグコミックオリジナル」に「サハラ」を連載していた小池さん。「サハラはどうか」と返して店名になりました。

小池さん「41年間よく続いた」

漫画原作者の小池一夫さん=2005年
漫画原作者の小池一夫さん=2005年 出典: 朝日新聞

 小池さんは「沙婆裸と漢字にすると出版社から文句も付かないだろうと考えた」と話しています。店の窓には漫画に出てくる女外人部隊をイメージした、武装した女性のシルエットが描かれています。

 「新宿という場所で41年間もよく続いた。大したもんだと思いますよ」と小池さんは店主らの労をねぎらっていました。

 「沙婆裸」は今月の26日に閉店します。祝日休みです。

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