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ブサカワ?「はにわソックス」販売倍増 東京国立博物館の鉄板みやげ
東京国立博物館のミュージアムショップで販売されている「はにわソックス」の人気が急上昇中です
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東京国立博物館のミュージアムショップで販売されている「はにわソックス」の人気が急上昇中です
東京国立博物館のミュージアムショップで販売されている「はにわソックス」の人気が急上昇中です。昨年発売されて年間6000足以上が売れたヒット商品ですが、今年は昨年の倍の勢いで売り上げを伸ばしています。女性向けにカラフルな色を追加したことや、親子で楽しめる「こはにわソックス」のラインナップなどが人気を押し上げています。そもそも、なぜ埴輪(はにわ)なのか? ミュージアムショップの店長に聞きました。
「はにわソックス」のカラー展開は、茶、ピンク、グリーン、オレンジの4色。23~25センチに対応したワンサイズのみで、価格は税込み432円。子ども用の「こはにわソックス」も、11~13センチに対応したワンサイズで、同じく4色販売されています。こちらはちょっと安くて税込み400円です。
履いたときに足のつま先から甲にかけて、とぼけたような埴輪の顔が見える、わかりやすいデザインが特徴です。
「一度買っていただいたお客さまがリピーターになったり、親子で履きたいからと『こはにわソックス』をセットで買ったり、昨年以上に好評です」
そう話すのはミュージアムショップの店長・田中智恵子さんです。昨年は年間で6463足が売れましたが、今年はすでに5カ月で5000足以上が売れており、昨年の倍のペースです。
昨年購入した人が使い古して擦れてきたころの買い替え需要を見込んで、新色のオレンジや「こはにわソックス」を追加するなど、しっかりとした戦略が背景にあります。
そもそも、なぜ埴輪なのか? 田中さんは「所蔵品である『踊る人々』がモチーフなんです」と話します。
小さいころ、多くの人が教科書などで見たであろう、あの埴輪です。実はこの埴輪、博物館の公式キャラクター「トーハクくん」のモデルにもなっています。
他にも、同館には国宝の埴輪「挂甲の武人(けいこうのぶじん)」も所蔵されており、全国的にも考古学的資料が充実しているのです。
はじめのうちは、貴重な埴輪をモチーフにすることで、考古学ファンの怒りを買うのではないかという心配もあったそうですが、杞憂に終わりました。
6~7年前は埴輪のレプリカぐらいしかなかったのが、現在ではワイングラスの「はにわいんグラス」や、笛の「ドレミはにわ」、埴輪の指輪といった商品もラインナップされていて、ショップで扱っている商品の1割を占めるほどの勢力になっています。
田中さんはこう話します。「埴輪グッズはミュージアムショップの通販でもお買い求めいただけますが、やはり展示作品を見た上でご購入いただけると楽しめると思います。そして、その商品を通じて『また来たいな』と思っていただけたら、うれしいです」
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九州国立博物館の展覧会に出品するため、現在「踊る人々」を見ることはできません。来年の1月2日から5月29日まで展示される予定なので、その際は、ぜひ本物と靴下を見比べてみてはいかがでしょうか?
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