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美しすぎる「アースキャンディ」、400個が即日完売 仙台市天文台
仙台市天文台が販売している「アースキャンディ」。今年の夏に突然、大ブレイクしました
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仙台市天文台が販売している「アースキャンディ」。今年の夏に突然、大ブレイクしました
今年で60周年を迎えた仙台市天文台。ここで昨年から販売している「アースキャンディ」の人気が、今年の夏に突然、大ブレイクしました。8月中旬にツイッターなどのSNS(ソーシャル・ネットワーキング・サービス)で話題となり、27日に再入荷した約400個が即日完売。なかには、この商品を買うためだけに天文台を訪れる人もいるそうです。人気の理由を聞きました。
仙台市天文台は、1955年2月1日に開台。当時は市中心部に近い広瀬川沿いの西公園にありましたが、2008年に9キロほど西に移転しました。
星の動きなどを学べる展示室やプラネタリウムがあり、1987~1995年には小惑星を65個発見。学術的な貢献だけでなく、子どもたちに宇宙の魅力を伝える役割も担っています。
そんな仙台市天文台が昨年4月に発売したのがアースキャンディです。平べったいアメの真ん中に宇宙から見た地球の写真がプリントされています。もちろん食べても問題ない素材を使っています。
今年4月4日には、皆既月食に合わせて「ムーンキャンディ」も新たにラインナップ。こちらは仙台市天文台が撮影した月の画像を使っています。
いずれも税込み200円で、惑星クッキーなど他のオリジナル商品と比べても、圧倒的に売れているそうです。
これらのキャンディを企画した理由について、メディア制作担当の立花沙由里さんに話を聞きました。
――アースキャンディを発売したきっかけを教えてください
「天文台のオリジナル商品を作ろうと考え、もっとも身近である惑星・地球をモチーフにしようと企画しました」
――こだわった点を教えて下さい
「パッケージに地軸の傾き23.4度をイラストで入れています。これに合わせて傾けてなめてほしいなと思います」
――ムーンキャンディのこだわりは?
「今年4月の皆既月食に合わせて発売しました。月食だけに『月を食べる』というメッセージを込めたつもりです」
――売れ行きはどうですか?
「アースキャンディの方が人気があります。どちらも、もともと人気の商品でしたが、8月中旬にツイッターなどで話題になると一気に売れました。27日にそれぞれ400個ずつの計800個入荷したのですが、その日に残ったのはムーンキャンディ数十個で、それも翌日の午前中には売り切れました」
――すごい人気ですね
「この商品を買うためだけに天文台に来られたという方もいらっしゃいました。生産が追いついていないので、9月3日入荷予定の分からはお一人様各10本ずつに限定させていただくつもりです」
――この人気について、どう思いますか?
「オリジナル商品がここまで注目されて驚いています。宇宙を身近に感じてもらいたいという願いを込めてつくったので、その役に立っているのなら、とてもうれしいです」
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