「冷たっ！」「着心地感ゼロ！」ハイテク下着

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　がんばって対策を施しても、真夏のコミケで汗を止めることはできません。最近では、においを気にする男性向けに、様々な機能肌着が登場しています。

　ワコールの「冷やテコ」は、汗をかいても乾きやすく、はくと冷たく感じられるステテコです。細身のスラックスの下にもはけるようにヒザ下を絞ったシルエットにしています。

　1938年創業の老舗「アズ」（大阪府）が今年出した「粋肌着　涼あわせVネック」は、綿100％の伝統素材を現代風にアレンジしたものです。背中の部分は肌触りと風通しの良い「高島ちぢみ」を、腹部は伸縮性のある素材をそれぞれ使い、速乾性と着心地のよさを両立させています。

　着心地感ゼロをうたうユニクロの「エアリズム」は、なめらかな肌触りや伸縮性の高さが特徴です。東レと共同開発した極細の繊維を使ってます。今年発売の「エアリズムメッシュVネックT」は通気性を従来素材の約2倍に高めています。

ユニクロの「エアリズム」 出典： 朝日新聞

肌着メーカーの担当者は「男性のエチケット意識が向上している」ともみる。夏場の汗や臭いは、主に女性の悩みだった。最近は若い男性とともに、中高年層の意識が高まったという。クールビズのスタイルに合った形状も増えた。首元は定番だった「丸首」に代わり、「V字」や「U字」が増えた。シャツの胸元のボタンを外しても見えにくいためだ。アウターに浮き出ないように、縫い目が目立ちにくい縫製も定番になった。細身のシャツを選ぶ人が増え、肌着も身幅の狭いものが主流になってきた。デザインもおしゃれに進化している。

夏でも快適、男性用肌着 支えるのは素材の進化：朝日新聞デジタル

「ダウニーの香り」攻めの消臭

　攻めの消臭もあります。輸入品の柔軟剤「ダウニー」の香りは、一部で良い香りの代名詞にもなっているほどです。

　ダウニーは米プロクター・アンド・ギャンブル（P&G）の人気商品です。甘く華やかな、「外国っぽい香り」が評判を呼び、輸入雑貨店や外資系スーパーなどからブームになりました。人気に目をつけたP&Gの日本法人は「ダウニーの香り」をつけた布用消臭剤などを開発。既存の柔軟剤ブランド「レノア」でも香りの機能を強化し、売れ行きを伸ばしました。

　ツイッターでは、「ダウニーの柔軟剤ええなぁ」「いい香りの定番ってダウニーの柔軟剤だよね？」など、日々、ダウニーネタで盛り上がっています。

　コミケに限らず、人間関係にひびが入る「スメルハラスメント（スメハラ）」になりかねない体臭問題。最新のアイテムと古代の知恵を駆使して、夏を乗り切りましょう。

熱心に柔軟剤を選ぶ大学生。「友達に『いいにおいだね』と言われるんです」＝2013年4月25日、東京都渋谷区のアウトレット代官山店 出典： 朝日新聞

眠い、、 ダウニーの柔軟剤ええなぁ

— SEiYA (@BrackStar527) 2015, 8月 7

いい香りの定番ってダウニーの柔軟剤だよね？ 仕方ない、今日は柔軟剤で身体洗う

— パテール (@pateeru) 2015, 8月 12

ダウニーは米プロクター・アンド・ギャンブル（P&G）の人気商品だ。甘く華やかな、「外国っぽい香り」が好まれたらしく、国内では輸入雑貨店や外資系スーパーから2009年ごろにブームになった。人気に目をつけたP&Gの日本法人は「ダウニーの香り」をつけた布用消臭剤などを開発。同社の既存の柔軟剤ブランド「レノア」でも香りの機能を強化し、売れ行きは好調だ。

2013年9月4日：（ニュースQ3）モテる男は、柔軟剤の香り？：朝日新聞紙面から