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早実・清宮「8」伝説 8回奇跡の逆転・8日の初戦快勝・次は8日目
今年、高校野球界の注目の的となっている早稲田実・清宮幸太郎選手。その早実を支えるラッキーナンバーがあることをご存知でしょうか?
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今年、高校野球界の注目の的となっている早稲田実・清宮幸太郎選手。その早実を支えるラッキーナンバーがあることをご存知でしょうか?
今年、高校野球界の注目の的となっている早稲田実・清宮幸太郎選手(1年)。その早実を支えるラッキーナンバーがあることをご存知でしょうか?もしかしたら、選手も知らない数字。それは「8」。これを味方に、早実の快進撃が続いています。「8」月「8」日の初戦を突破し、次戦は大会「8」日目。どんな戦いを見せてくれるでしょうか?
早実が甲子園切符を手にした西東京大会決勝戦。相手の東海大菅生が7回終了時点で5点をリードし、「勝負あった」と見る人も少なくなかったと思われます。
しかし、早実がここから歴史に名を残す大逆転劇を披露します。それが「8」回表の攻撃でした。先頭打者から2人連続で安打を放ち反撃のムードを作ると、大歓声を味方につけ、連続押し出しや、清宮選手の右前適時安打を含め、計「8」得点の猛攻を繰り広げ、甲子園出場切符を手繰り寄せました。
この大会で大活躍した清宮選手は「持っている」と言われましたが、父・克幸さんはラグビーの現役時代、ポジションは「ナンバー8(エイト)」でした。持ってるのは「父譲り」!?
第1回大会の夏の全国大会に出場した早実がなかなか手にできなかったのが、真紅の大優勝旗でした。2006年の早実。斎藤佑樹投手が「ハンカチ王子」としてブレイクした「あの夏」。田中将大投手を擁し、夏の甲子園三連覇を狙った駒大苫小牧との決勝再試合を制したのが2006年の「88」回大会でした。
8が重なる「末広がり」。優勝インタビューで和泉実監督が「初出場から88回待った」と語った言葉には、88回行われてきた歴史、それだけ待ち続けた悲願の重みが伝わりました。
1957年の選抜。後に世界のホームラン王(通算868本)となる王貞治投手を擁し、早実が春夏通じて初の日本一となります。紫紺の優勝旗が初めて箱根を越え、関東にもたらされました。大会前に、早実は戦後計4勝を挙げていました。この大会で、王投手は全試合に完投し、4試合を勝ち抜きます。戦後「8」勝目が悲願の優勝となったのです。
今年の全国選手権は3日に組み合わせ抽選が行われました。早実の加藤雅樹主将が引いたくじに書かれていた数字は「8」。初戦の今治西戦が行われたのは「8」月「8」日。清宮選手のタイムリーなどで、初戦を突破しました。投手力に不安があると言われた早実ですが、エースの松本皓(こう)投手は、打たせて取るピッチングで「8」回無失点と大活躍でした。次戦は大会「8」日目に広島新庄と第1試合午前「8」時に始まる予定です。
そして今大会で、早実が優勝すると、夏の甲子園で東京勢が「8」度目の全国制覇を収めることになります。新たな伝説は、この数字とともに生まれるかもしれません。
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