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「いちご新聞」反戦メッセージ サンリオがなぜ? 共感のツイート
安保法制をめぐって国会が紛糾する中、サンリオが発行する「いちご新聞」のメッセージが注目を集めています。サンリオがなぜ戦争について発信を?
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安保法制をめぐって国会が紛糾する中、サンリオが発行する「いちご新聞」のメッセージが注目を集めています。サンリオがなぜ戦争について発信を?
安保法制をめぐって国会が紛糾する中、「いちご新聞」という新聞に載った「いちごの王さま」のメッセージが、注目を集めています。「みなさんには8月の終戦のことを忘れないでほしい」という言葉が掲載されたのは、キティちゃんなどで知られるサンリオの月刊誌「いちご新聞」。サンリオがなぜ戦争について発信を? そして「いちごの王さま」とは、いったい誰なのでしょうか?
「いちご新聞」は、毎月、サンリオの商品やキャラクター情報を伝える月刊誌です。1部216円で、サンリオショップや百貨店などで買えます。8月号は、「マイメロディ」「リトルツインスターズ」といった、サンリオを代表するキャラクターの誕生40周年を記念して、歴史や原画などを特集しています。
可愛らしいキャラクターの中、目を引くのが「いちごの王さまからのメッセージ」です。「平和のためにできることを考えよう」というタイトルで、「王さま」が経験した戦争のエピソードをまじえ、「終戦のことを忘れないでほしい」と呼びかけています。
「王さまにとって、8月は1年の中で、最も想い入れの深い月です」
「大学1年生だった王さまは、この戦争で同級生を数人失いました」
メッセージには、具体的な経験が語られます。
「争いからは何も生まれない。国と国、民族と民族、人と人は如何なることがあってもお互いに争うことなく、仲良く助け合って行くことが本当に大切なことだ」と訴える「王さま」。次のように記します。
「王さまはこのことをたくさんの人に伝えたくて、今から55年前の8月10日にこのサンリオを設立しました」
「王さま」とはサンリオの社長、辻信太郎さんです。1927年生まれの辻さんは、戦時中、桐生高専(群馬大学)の学生でした。1975年に「いちご新聞」ができると、その年から「王さま」のペンネームでメッセージを書き続けています。
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