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受動ポップコーン、許せる? 「映画台無し」「もっとおおらかに」

映画館で隣の席から聞こえるポップコーンの「騒音」。受動喫煙ならぬ受動ポップコーン、あなたは許せますか?

映画館での受動ポップコーン問題。騒音が嫌で映画館に行かなくなった人も…
映画館での受動ポップコーン問題。騒音が嫌で映画館に行かなくなった人も… 出典: 朝日新聞

禁止している劇場も

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 映画館側は、どう考えているのでしょうか。現状、多くの映画館では売店を設け、そこでポップコーンやジュースを売っています。劇場内に持ち込めるのは売店で買ったものだけというところがほとんどです。

 映画の上映収入の相当な部分は、その映画の配給会社に入ります。その中で、飲食物の収益は劇場にとって見逃せません。ジュースの自動販売機の価格は、街頭のものよりちょっと高め。飲食は大事な収入源になっているのです。

 一方、東京・渋谷の映画館「Bunkamura ル・シネマ」は、客席での飲食を基本的に禁止しています。「音を気にせず、映画の世界に没頭してもらいたい」というのが狙いです。

 熱中症などの予防でペットボトルなどふた付きの飲み物はOKですが、それ以外は、専用のバーカウンターでしか飲食はできません。

 岡田重信支配人は「映画館での楽しみ方はいろいろあるとは思いますが、当館は今後もこの姿勢は崩したくないと思っています」と話しています。

「Bunkamura ル・シネマ」の岡田重信支配人
「Bunkamura ル・シネマ」の岡田重信支配人 出典: 朝日新聞
当館は1989年にミニシアターとして開館以来、客席での飲食は基本的にご遠慮いただいています。飲食による音やにおいを気にせずに、皆様に映画の世界に没頭していただきたいからです。お客様からは「飲食をする人が周りにいないので安心して映画が見られる」という声をアンケートなどでいただきます。支持されていることは心強いですね。
2015年4月15日:(声 どう思いますか)3月28日付掲載の投稿「『受動ポップコーン』映画台無し」:朝日新聞

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