連載
#299 #小山コータローの4コマ劇場
「見たことないからよぉ!」 たこ焼き屋、何かが不足…店主の言い分
まあ、そうか
だれ…。 漫画家・小山コータローさん(@MG_kotaro)が描くのは、どこか奇妙だけどなぜかツボに入る4コマ漫画。想像の斜め上からくる小山さんの発想力で、ちょっとダウナーな頭をやわらかくしてみませんか。
最近わからないなと思ったことといえば、まさにこれを書いている日の仕事中(本業の設備メンテナンス)にありましたね。
作業している機械室はかなり暑く汗だくでした。この強烈な寒波ですから、もちろんかなり厚着をしているのですが上着をどんどん脱がないと汗が止まらないほどです。
しかし道具を取りに外にでると、汗が冷えて異常に寒い。
これを何度か繰り返していたのですが、全然整わなかったんです。
なんでですか?僕はサウナとか行かないのでサウナ入って水風呂入って整うみたいなのは経験したこと無いんですけど、今日の僕はこの状態にあったと思うんですよ。でも全然気持ちよくなかったんです。
でもそれだけじゃないんですよ。暑い場所から汗だくで外へ出て、奇抜なメイクで挑む初めてのパリコレかと思うほどに唇を紫色にしていたのですがそこへ海外の観光客が僕に話しかけてきました。
スマホで神社の鳥居の画像を見せてきて、英語で「ここにバスで行きたいんだけどこのバス停でいいの?」と聞いているようでした。
(※僕の英語力は英検3級を8点で不合格となっているので実際は「パリコレもいいけど鳥居もかっこいいぜ」だったかもしれません)
しかしその場所にいた日本人の中でもかなりパリコレだったのに、質問してくれたのでなんとか答えたいと思いましたが英単語が一つも出てきませんでした。そこで日本では僕の次に英語ができない同僚が「アザーバスストップ!ゴーストレート!リバーサイドレフト!」と不器用頑固道案内をしてくれました。
するとその外国人の方が「グラシアス!」と言ってくれました。スペイン語です。同僚は日本、俺はパリ、観光客はスペイン、そこでの共通言語は英語という異質な空間でした。そのスペイン人の方はとても優しい笑顔で最後は「アリガト!」といって歩いて行ってしまいました。
スペインと言えば暖かい国です。そんな暖かい国からきた温かい人に僕は英単語が一つも出せずに冷たい対応となってしまいました。なのにスペイン人の方も全然整ってなかったです。
なんでですか?
<こやま・こーたろー>
漫画家。「違和感」を作風とし、漫画家のSNS「コミチ」やXで毎日4コマ漫画を発信中。前後関係を無視したセリフや、突拍子もない理不尽な展開が得意。初の書籍『デリシャス・サンド・ウィッチーズ』(扶桑社)発売中。Xアカウントは@MG_kotaro。
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