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ルクセンブルク首相が同性婚 「一度しかない人生、隠したくない」
ルクセンブルクのベッテル首相が、同性パートナーの男性と結婚します。
ルクセンブルクのベッテル首相(42)が15日、同性パートナーの男性と結婚します。現職首脳の同性婚は欧州連合(EU)では初めて。複数の現地メディアが報じ、話題になっています。
お相手は、2010年から同性パートナーとして交際しているベルギー国籍の男性建築家ゴーティエ・デストネさん。ベッテル首相はルクセンブルク市長などを経て2013年12月に首相に就任。「ルクセンブルク市民は(政治家の)性的指向を選挙で気にすることはないよ」として、同性愛者であることを公表しています。
在日ルクセンブルク大使館によると、人口50万人超のうち多くがカトリック系のキリスト教徒で、同性の婚姻は宗教的には難しいそう。しかし、今年1月からは同性婚が法的に認められ、「異性同士の場合と同じように結婚できます」とのこと。
Luxembourg Prime Minister Xavier Bettel to get married later this week to Gauthier Destenay http://t.co/SETXKIsYb0 pic.twitter.com/knhYvL7GF0
— Lisa Fleisher (@lisafleisher) 2015, 5月 13
昨年8月の米紙ロサンゼルス・タイムズのインタビューでは、ベッテル首相はデストネさんから求婚されて「イエスと返事した」と明らかにしていました。自らの性的指向について「一度しかない人生、隠したくはないんだ」としたうえで、「人々は私がゲイであるからとか、ストレートだからとか、そういう理由で投票するわけではない」と語っていました。
2010年には、アイスランド(EU非加盟)の首相だった女性のシグルザルドッティル氏が現職首脳として世界で初めて同性婚をしています。
Luxembourg's Xavier Bettel is one of three European politicians who not only win office but also make it all the way to the top.