お金と仕事
行列解消がビジネスに お手軽アプリ登場、USJでは優先チケット
人気のお店、アミューズメント施設で困るのが行列です。最近では、この行列をビジネスチャンスととらえた動きも生まれています。クラウド型のサービスを使えば、個人経営のお店でも手軽に導入できるようになりました。USJでは、追加料金を出せる人の向けの優先チケットを販売しています。
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人気のお店、アミューズメント施設で困るのが行列です。最近では、この行列をビジネスチャンスととらえた動きも生まれています。クラウド型のサービスを使えば、個人経営のお店でも手軽に導入できるようになりました。USJでは、追加料金を出せる人の向けの優先チケットを販売しています。
人気のお店、アミューズメント施設で困るのが行列です。最近では、この行列をビジネスチャンスととらえた動きも生まれています。クラウド型のサービスを使えば、個人経営のお店でも手軽に導入できるようになりました。USJでは、追加料金を出せる人向けの優先チケットを販売しています。
リクルートライフスタイルが2014年11月に発表した「Airウェイト」は、iPadで操作できる順番待ち管理アプリです。お客さんは、お店に設置されたiPadに人数などを入力すると、番号券がプリントアウトされます。番号券のQRコードからは、現在の待ち人数などがわかります。順番が近づくと呼び出しメールが届くという仕組みです。
「Airウェイト」の特徴は無料であること。ファミレスのような大がかりな管理サービスは導入できない、個人営業のレストランなどが手軽に使えます。必要なのはiPadとプリンターだけ。リクルートライフスタイルは、無料のレジアプリ「Airレジ」なども展開しており、将来的には周辺サービスの追加機能を有料にすることなどで収益化をめざしていくそうです。
7月に「ハリー・ポッター」エリアができて人気のユニバーサル・スタジオ・ジャパン(USJ)。ホグワーツ城への入り口には、二つの列があります。一つは、通常のチケットの列。もう一つは、料金を上乗せすることで優先的に入れる「エクスプレス・パス」の列です。多少お金を出してもいいと思える人は優先チケットを買う。そんなすみわけができています。
USJでは、さらにJR西日本などとコラボした「入場確約券」つきのツアーも販売しています。遠くから来る人にとっては、万一、お目当ての「ハリー・ポッター」に入れなかったら、悲惨としか言いようがありません。入場を確約してくれるなら、多少高くてもお金は払う。そんなファンの心理にこたえる商品となっています。
行列の悩みは飲食店、遊園地だけではありません。ちょっとしたイベントなどでも、行列を理由にお客さんを逃している場面は少なくありません。プチ贅沢的な優先チケットや、スマホで連絡を受けることを前提にしたスタイルは、今後も広がっていきそうです。