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グルメ

ボージョレ、過去10年間の評判を分析 激賞された伝説の年は…

 フランス産ワインの新酒「ボージョレ・ヌーボー」の販売が20日午前0時に始まりました。毎年、注目を集めるこのボトル。過去10年の解禁前の前評判を調べてみると、各年の特徴が見えてきました。気になる最高評価は・・・

2005年の「ボージョレ・ヌーボー」で満たした風呂を楽しむ観光客ら。実はこの年の前評判が過去10年で1番高かった・・・=2005年11月17日
2005年の「ボージョレ・ヌーボー」で満たした風呂を楽しむ観光客ら。実はこの年の前評判が過去10年で1番高かった・・・=2005年11月17日 出典: 朝日新聞
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 フランス産ワインの新酒「ボージョレ・ヌーボー」の販売が20日午前0時に始まりました。毎年、注目を集めるこのボトル。過去10年の解禁前の前評判を調べてみると、各年の特徴が見えてきました。気になる最高評価は・・・


 過去10年の前評判を比べると、「香り」「果実味」など「ボージョレ・ヌーボー」ならではの評価が目立ちます。もっとも評価の高い表現を与えられていたのは「ザ・ヌーボーとでも表現すべき出来」と激賞された2005年でした。

2014年「華やかな香りと果実味豊かな味わい」
2013年「豊かな香りの成熟度の高いフルーティーな味わい」
2012年「糖度と酸度のバランスがよい、軽やかな味」
2011年「エレガントな香りと、なめらかな口当たり」
2010年「味わいも糖度と酸味のバランスがとれている」
2009年「香り、味わいともに素晴らしい出来」
2008年「果実味と酸味のバランスがとれている」
2007年「香り豊かな例年以上の出来」
2006年「まろやかで、今も語り継がれる1976年や2005年に近い出来」
2005年「本来の軽さを備えたザ・ヌーボーとでも表現すべき出来」

2014年「華やかな香りと果実味豊かな味わい」

2014年のボージョレ・ヌーボー
2014年のボージョレ・ヌーボー
午前6時半、約1万本、16トンのボージョレを乗せた飛行機が着陸。税関職員が箱から瓶を取り出して通関手続きをした。輸入元の一つのサントリーによると「今年はここ数年と比べて好天に恵まれ、ブドウの育ちがよかった。華やかな香りと果実味豊かな味わいが楽しめる」という。
2014年11月4日:ボージョレ・ヌーボー到着 羽田空港

2013年「豊かな香りの成熟度の高いフルーティーな味わい」  

2013年のボージョレ・ヌーボー
2013年のボージョレ・ヌーボー
サントリーワインインターナショナルが輸入した約4トン(約3千本)が最初に運び出され、税関職員による検査を受けた。同社によると、今年は春の低温などの影響で、収穫開始が昨年より2週間遅れたが、8、9月の好天で、豊かな香りの成熟度の高いフルーティーな味わいに仕上がったという。
2013年11月5日:ボージョレ初荷が羽田空港に到着

2012年「糖度と酸度のバランスがよい、軽やかな味」  

2012年のボージョレ・ヌーボー
2012年のボージョレ・ヌーボー
輸入したサントリーによると、今年はひょうなどの異常気象や冷夏に見舞われたが、8月後半以降は持ち直し、糖度と酸度のバランスがよい、軽やかな味に仕上がったという。収穫量は例年の半分程度だったが、日本には昨年比1割減の約60万ケースが輸入される見通しという。
2012年10月27日:軽やかな味わい、ボージョレ到着 来月15日解禁

2011年「エレガントな香りと、なめらかな口当たり」

2011年のボージョレ・ヌーボー
2011年のボージョレ・ヌーボー
中部空港税関支署によると、今年はチャーター便の数が昨年の1便から4便に増えた。定期便による輸入分を加えると、中部空港での輸入総数は昨年の37万本を上回る見込みだという。輸入業者は、現地では理想的な天候が続き、果皮と果汁のバランスが良い小粒のブドウがとれたので「エレガントな香りと、なめらかな口当たりとなった」と話している。
2011年11月8日:できたて、ブルゴーニュの赤 ボージョレ・ヌーボーの輸入ピーク

2010年「味わいも糖度と酸味のバランスがとれている」

2010年のボージョレ・ヌーボー
2010年のボージョレ・ヌーボー
中部空港税関支署によると、11月18日午前0時の販売解禁までに、同空港に昨年並みの三十数万本分が輸入される見込みという。輸入業者によると、今年は9月に恵みの雨が降り、フレッシュで果皮の厚いブドウが収穫できた。「香りは完熟したベリー系の果実を思わせ、味わいも糖度と酸味のバランスがとれている」という。
2010年10月31日:ボージョレの初荷到着、解禁待ち遠しい 中部空港

2009年「香り、味わいともに素晴らしい出来」

2009年のボージョレ・ヌーボー
2009年のボージョレ・ヌーボー
フランス産赤ワインの新酒「ボージョレ・ヌーボー」の初荷が3日、フィンランド経由で中部空港に到着した。第1便で届いたのは750ミリリットル瓶約1600本。税関職員が、数量確認などの通関手続きをした。19日午前0時に販売が解禁される。輸入業者によると、今年は凝縮された味のブドウが収穫でき、香り、味わいともに素晴らしい出来という。
2009年11月4日:香り・味わい、上出来 ボージョレ・ヌーボー、中部空港に到着

2008年「果実味と酸味のバランスがとれている」

2008年のボージョレ・ヌーボー
2008年のボージョレ・ヌーボー
フランス産赤ワインの新酒「ボージョレ・ヌーボー」の初荷が7日、成田空港に到着した=写真。750ミリリットル瓶で計約6万5千本(5400ケース)が、日本航空の臨時貨物便から運び出されると、税関職員はラベルチェックなど通関手続きに追われた。解禁日は20日。輸入業者によると、今年は収穫が約2週間遅れたが、果実味と酸味のバランスがとれているという。
2008年11月8日:「ボージョレ・ヌーボー」、成田に到着

2007年「香り豊かな例年以上の出来」

2007年のボージョレ・ヌーボー
2007年のボージョレ・ヌーボー
輸入業者などによると、この日届いたのは計6千ケースの計8万2千本。今年はブドウの全体的な収穫量は減ったが、絞り込まれたことで香り豊かな例年以上の出来という。ワインは、今年の解禁日の15日に向け、九州全域と中国地方の一部に運ばれる予定。
2007年11月9日:豊かな香り、15日に解禁 ボージョレ・ヌーボー、北九州空港に到着

2006年「まろやかで、今も語り継がれる1976年や2005年に近い出来」

2006年のボージョレ・ヌーボー
2006年のボージョレ・ヌーボー
業者団体によると、7月の猛暑から8月の冷夏へと激しく変化した今年の新酒は「まろやかで、今も語り継がれる76年や05年に近い出来」。輸出全体の47%(05年)を占める日本市場については「この水準から大きな伸びは期待しにくいので、ヌーボー以外のワインを知ってもらうのが課題」という。
2006年11月9日:お待たせ、ヌーボー ワイン、仏から世界各地へ

2005年「ザ・ヌーボーとでも表現すべき出来」

2005年のボージョレ・ヌーボー
2005年のボージョレ・ヌーボー
最大の輸入元、サントリーの田中俊幸ワイン事業部企画部長は「今年は少雨だが猛暑ではなく、収穫前に恵みの雨が降る理想の展開。タフな03年産とはまた違い、本来の軽さを備えたザ・ヌーボーとでも表現すべき出来だ」と自信を見せる。
2005年11月16日:(世界経済リポート)ボージョレ・ヌーボー、日本ごくり あす0時解禁
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