エンタメ
kazzさんからの取材リクエスト
大分前から「○○させていただきます」という言葉がTVでも普通の会話でも聞かれ、気になります。
【リクエストに回答】「させていただく」が気になる
「させていただく」という言葉が気になるのですね。そのことを論じた記事がありましたので、回答致します。
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大分前から「○○させていただきます」という言葉がTVでも普通の会話でも聞かれ、気になります。
「させていただく」という言葉が気になるのですね。そのことを論じた記事がありましたので、回答致します。
大分前から「○○させていただきます」という言葉がTVでも普通の会話でも聞かれます。また、「個人的には」という言葉も聞きます。
時代背景、社会的背景、いつ頃から多くなった、等、整理して、且つ言語的な良し悪しを解説して欲しいです。
わたしは、こういう言葉を使わないようにしています。逃げているように感じるかは。
kazz
「させていただく」という言葉が気になる、という取材リクエストがありました。
そのことを論じた朝日新聞の4年前の記事「『させていただく』は変ですか?」(丹治吉順記者)がありましたので、引用しながら回答致します。
まず当時、約4千人に聞いたアンケート結果がこれです。
「『させて』の主体は相手、『いただく』の主体は自分という、構造からくる言葉の響きを理解することが大事です」と、『問題な日本語』などの編著書がある北原保雄・筑波大名誉教授は話す。
「相手の許可を得て、自分が恩恵を受ける」場合に使うのが、「させていただく」の本来の用法。例えば自分が面会したい相手に許可を得て、その人の部屋に入る際、「入らせていただきます」と言うのは正しい。「しかし許可を得る相手がいない、または漠然としている場合には慇懃無礼(いんぎんぶれい)に聞こえます」
「断定的に言い切ることを避けたがる風潮が、過剰な『させていただく』の背景にあると感じる」と北原さん。政治家が乱用する理由もそれだとみる。
「最近の政治家は自信がないのか、国民の許しを得て、という気持ちが強くてこう言うのだと思う。しかし国民が許可してもいないことについて、この言葉を使うのはよくない。政治家はリーダーなのだから、『こうしたい』と言い切るべきでしょう」