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お金と仕事

すき家、労働環境改善へ きょう午後に記者会見

牛丼チェーン「すき家」を経営するゼンショーホールディングスは31日、すき家の労働環境改善に関する記者会見を開く。

人手不足と労働環境は、どう改善されるのか?
人手不足と労働環境は、どう改善されるのか? 出典: 朝日新聞

 牛丼チェーン「すき家」を経営するゼンショーホールディングスは31日午後、すき家の労働環境改善に関する記者会見を開く。

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すき家の店舗。神戸市内
すき家の店舗。神戸市内 出典: 朝日新聞

 すき家の労働環境について社外の弁護士らがチェックし、改善策を提言する「第三者委員会」が報告書を経営陣に提出する予定。
 これを受けて、小川賢太郎社長ら経営陣は調査報告書を開示したうえで、夕方から都内で記者会見する。

ゼンショーホールディングスの小川賢太郎社長
ゼンショーホールディングスの小川賢太郎社長 出典: 朝日新聞

 すき家では4月、人手不足のため休業する店舗が一時、約120店に上った。原因の一つとされているのが、「ワンオペ」と言われるアルバイトの1人勤務。
接客、調理から清掃、ドライブスルー、在庫や金銭管理、翌日の仕込みまで、すべて1人でこなす激務だ。

 「もう限界」「疲れた」「俺は今月で辞めるって伝えたよ」「まじで同時退職しようぜ」・・・。ネット上では厳しい労働環境に対する批判が広がった。

「店員不足のため閉店中」と掲げる店舗=4月上旬、都内の「すき家」
「店員不足のため閉店中」と掲げる店舗=4月上旬、都内の「すき家」 出典:朝日新聞デジタル:熱い牛丼論壇 ネットの祭りか、新・社会運動か 「同時退職しようぜ」書き込み発端

 ゼンショーはこうした事態を改善するため、4月に次のような文書を公表していた。 

「すき家」では、従業員にとってより働きやすい店舗環境の整備がお客様へのサービスをより向上させると考え、店舗の労働環境改善を経営の最重要課題に設定し、4 月 17 日に以下の施策の実施を決定しました。
 1.より風通しのよい店舗経営体制の確立に向けた「すき家」の地域分社化
 2.労働環境改善に関して会社への提言を行う第三者委員会の設置
すき家の公式HP

 この第三者委員会のメンバーは、以下の3人。

委員長 久保利 英明氏 (弁護士、日比谷パーク法律事務所代表)
委員 國廣 正氏 (弁護士、国広総合法律事務所パートナー)
委員 村松 邦子氏 (一般社団法人経営倫理実践研究センター 主任研究員)

 第三者委がどのような改善策を提言するのか、そして経営陣がどう受け止めて具体策を打ち出すのか、注目される。

人手不足などで、5月には東京都世田谷区と福島県南相馬市の店舗で深夜時給が1500円に。写真は南相馬の「すき家原町店」。高田寛撮影
人手不足などで、5月には東京都世田谷区と福島県南相馬市の店舗で深夜時給が1500円に。写真は南相馬の「すき家原町店」。高田寛撮影 出典:朝日新聞デジタル

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