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気持ちよすぎる「早朝フェス」。日本初上陸に潜入
出社前に全力で遊ぶ「エクストリーム出社」。典型的な夜型人間でギリギリ20代の新聞記者がやってみました。16日に東京都内であった「早朝フェス」で、ダンスミュージックにのって踊ってきました。
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出社前に全力で遊ぶ「エクストリーム出社」。典型的な夜型人間でギリギリ20代の新聞記者がやってみました。16日に東京都内であった「早朝フェス」で、ダンスミュージックにのって踊ってきました。
出社前に全力で遊ぶ「エクストリーム出社」。典型的な夜型人間でギリギリ20代の新聞記者がやってみました。16日に東京都内であった「早朝フェス」で、ダンスミュージックにのって踊ってきました。
起床は午前4時半。いつもは当然寝ている時間。「うぅ」とうめきながらシャワーを浴び、始発から2本目の電車で会場へ。駅前の繁華街には人影もなく、チュンチュンと鳥の鳴き声。5時45分に会場着。元中学校の建物を転用したアートセンターで、ダンスフロアは体育館です。
開始の6時半が近づくと、体育館は若者たちで埋まり始め、早くも熱気むんむん。私もドキドキしてきました。「フェスと言えばリア充」なんて偏見があったのですが、実際の顔ぶれは金髪ギャルからオタク男子まで多彩。「ぼっち」の人もそれなりにいて、ほっとしました。ワイシャツ、ネクタイ姿なのは私とあと数人。ほとんどの方はTシャツなどの軽装に着替えていました。
ダンス開始は6時40分すぎ。壇上に立つヨガインストラクターMaikoさんの動きに合わせてみんなで踊ります。「ドン、ドン、ドン、ドン」という四つ打ちのリズムに合わせてジャンプし、両手を上に突き出しました。
クラブなんて行ったことがなく不安だったのですが、心配無用でした。DJのアフロマンスさんも校長先生みたいに演台に立ち、ノリノリです。音楽が変わるごとに、手拍子やステップなど踊りも変わりました。
後でMaikoさんに聞いたところ、この日のダンスはただのダンスではなく、「ヨガとダンスの融合」なのだとか。朝なので体への負荷は軽めにし、楽しさを重視しているそうです。
それでも、踊り続けていると足や腕がプルプルします。ワイシャツは汗びっしょりに。でも楽しい。夢中で体を動かします。
途中、Maikoさんから「隣の人と手をつなぎます」と指示が。小学生のころ、グループ分けでひとり取り残された苦い記憶がよみがえります。辺りを見回して、20代くらいの女性に思いきって声をかけました。向かい合って手をつなぎ、リズムに合わせて右、左と交互に手を伸ばす。ちょっと照れくさいけど、童心に戻った感じがする!
次のパートナーは会社員の男性。大の男2人が、朝から手をつないで跳びはねているのがおかしくなり、顔を見合わせて笑いました。色々な出会いもエクストリーム出社の魅力です。
次第に体もほぐれ、みんなの踊りも激しさを増していきます。
会場では書道やフラフープなどのイベントもありました。
気づけば時間は7時20分。音楽がやんで、みんなで床に座って深呼吸。Maikoさんが「きょうも良い一日をお過ごしください。行ってらっしゃい」と呼びかけました。ここで一区切り。出社する人も、続けて踊る人もおり、私も出社することにしました。
帰り際、Maikoさんに「体からもやっとしたものが抜けたような気がするんです」と話しかけると、「そう! いろんなものが抜けて、幸せになれるんですよ」。
8時すぎ、スタッフのみなさんに「行ってらっしゃい!」と送り出されて会場を出ました。会社へ向かう電車には眠そうな顔の人がたくさんいて、「こっちはもう、ひと踊りしてきたんだぜ」などと優越感にひたりました。
9時前に会社に到着。さわやかな気分、クリアな頭で、朝から全開で仕事できそう。行ってよかったと実感しました。
仕事に行き詰まっている方、悩みが多い方、いちどだまされたと思って、エクストリーム出社に挑んでみてはいかがでしょう? きっと前向きな気分で出社できます。