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【食べられません】白菜と角煮、門外不出のお宝が来日
台湾の台北・故宮博物院の展覧会が6月から東京国立博物館で、10月から九州国立博物館で開かれます。門外不出と言われた「翠玉白菜」、「肉形石」もやって来ます。その魅力とは?

「翠玉白菜」は6月、「肉形石」は10月に
台湾の台北・故宮博物院の展覧会が6月から東京国立博物館で、10月から九州国立博物館で開かれます。門外不出と言われた「翠玉白菜」が東京国立博物館に、「肉形石」は九州国立博物館にやって来ます。どんなお宝なのでしょうか?
白菜は7月7日までの限定展示

翠玉白菜とは
白菜は純潔の、バッタは多産の象徴というから、おめでたい。虫は葉っぱを食べているのだろうか。とすれば、白菜の生命力が虫の子孫繁栄を支えていることになる。清の光緒帝に嫁いだ瑾妃(きんぴ)の持ち物だったという。早く子宝に恵まれるように、との新妻の願いが透けて見えるようだ。
台湾・故宮博物院とは

それゆえ故宮の文物たちは政争や戦乱に翻弄(ほんろう)され、長い放浪の来歴を持つ。1940年代末、蒋介石の国民党は国共内戦の形勢悪化を受け、故宮の至宝とともに海を渡った。真の統治者を自負した国民党にとって、故宮の宝を所持することに意義があった。
来日が実現した理由は
そっくりのお宝にそっくりの料理
本物そっくりの工芸品「翠玉白菜」と「肉形石」。それに似せた料理を提供するところも出てきました。
航空会社では


全日空は、台北発成田・羽田行きのビジネスクラスの機内食に、豚の角煮を石で再現した「肉形石」とヒスイの工芸品「翠玉白菜」を模したメニューを採用したそうです。
ホテルでも

ザ・キャピトルホテル 東急では6月24日から28日までの期間限定で、ディナーコース「国宝の宴」を提供したそうです。