お金と仕事
なぜトリンプは「聴くだけで涼しくなる音楽」を開発したのか?
下着メーカーのトリンプが「聴くだけで涼しく感じる音楽」を独自開発。7月1日から全国の店頭で、BGMとして流し始めた。
お金と仕事
下着メーカーのトリンプが「聴くだけで涼しく感じる音楽」を独自開発。7月1日から全国の店頭で、BGMとして流し始めた。
まずはこの音楽を聴いてみて!
暑い夏を乗り切るため、下着メーカーのトリンプ・インターナショナル・ジャパンが開発した「聴くだけで涼しく感じる音楽」です。
トリンプ広報によると、この音楽はトリンプが「サウンドヒーリング」の専門家と協同開発したもの。体を休息モードにする「副交感神経」と、活動モードにする「交感神経」の働きを高めて自律神経のバランスを整え、涼しさを感じやすい状態にするそうです。 (詳しい仕組みは同社HPへ)
7月1日~8月31日まで、トリンプ製品を扱う全国のお店でBGMとして流します。
トリンプはなぜこうした音楽を開発したのか?理由は二つあります。
一つは企業としての社会貢献。お店に来てくれた人が少しでも涼しさを感じてくれたら、それだけで嬉しいですよね。同社は日本気象協会が推進する「熱中症ゼロへ。」キャンペーンにも協力しています。
もう一つの理由は“実益”です。日本の女性は奥ゆかしいのか、汗をかいてると下着の試着を遠慮する傾向があるそうです。「下着を汚してしまう」とか「店員さんに嫌がられるのでは」といろいろ考えてしまうんでしょうね。試着が少なくなれば、売り上げにも影響しかねません。
トリンプ広報は「汗をかいているお客様も、試着を敬遠される必要はまったくありません」「このBGMを流すことで、お客様に少しでも快適な売り場環境になれば」としています。
トリンプは今回開発した音楽を、希望する自治体や企業などに提供する検討を進めています。夏の最高気温が40度を超す自治体もある中、公的施設などに音楽を提供し、熱中症の予防に協力していきたいそうです。