渓谷の歌姫の「引退の日」 川に落ちた回数、数え切れないけれど…

Hideyuki Miura
朝日新聞記者、ルポライター

岩手での初めての取材は、「猊鼻渓舟下り」の案内役を約20年務めた、初の女性船頭が引退するというものでした

「イーハトヴは一つの地名である」「ドリームランドとしての日本岩手県である」。詩人・宮沢賢治が愛し、独自の信仰や北方文化、民俗芸能が根強く残る岩手の日常を、朝日新聞の三浦英之記者が描きます。

続きを読む