「私のためにある」と感じる漫画 谷口菜津子さんの〝多様性の筆致〟

描きたいことは「生きづらっ」と思った時に思いつく

谷口菜津子さんの受賞記念イラスト

斬新な表現、画期的なテーマなど清新な才能の作者に贈られる、手塚治虫文化賞(朝日新聞社主催)の新生賞。これまでに『ヒカルの碁』のほったゆみと小畑健(第7回)や、『夕凪(ゆうなぎ)の街 桜の国』のこうの史代(第9回)、『鋼の錬金術師』の荒川弘(第15回)らがこの賞に輝いています。今年の第26回で受賞したのは、『教室の片隅で青春がはじまる』(KADOKAWA)と『今夜すきやきだよ』(新潮社)の谷口菜津子さんでした。(朝日新聞文化部・黒田健朗)

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