古本屋があえてレトルトカレー事業 コロナで休業中に決断した理由

「文学カレー」には本へのぶれない思いがあった

安倍季実子
ライター

文学カレー「漱石」、左手前はトッピングの「大正コロッケ」

高円寺にある古本屋「コクテイル書房」は、コロナをきっかけにレトルト調理機を導入して、食品販売(製造と販売)に乗り出しました。手がけるのは文学作品をテーマにした「文学カレー」。全国でもいち早くブックカフェを開店した店で生まれた新たな挑戦には、マイペースで芯のある店主の本に対するぶれない思いがありました。(ライター・安倍季実子)

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