感動できなかった全盲少女の登山 アルビノの私と「24時間テレビ」

障害は克服しなくてもいい

雁屋優

視覚障害がある人が、登山をする――。そんなテレビ番組を見て、アルビノ当事者の雁屋優さんは、強い違和感を覚えたそうです。「障害の克服」という考え方について考えます(画像はイメージ)

毎年夏に放送され、今も根強い人気を誇る長寿番組「24時間テレビ」。障害者が様々なチャレンジをする企画は、常に議論の的になってきました。肌や髪の色が薄く生まれる遺伝子疾患・アルビノの当事者で、弱視もある雁屋優さん(26)は、一面的な当事者の描き方に違和感を覚えてきたといいます。読まれるために「感動」はどこまで必要なのか? 障害がある当事者として、ライターとして大事にしていることをつづってもらいました。

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