「息子とデート」にひそむ〝危険な一線〟 恋愛じゃなく所有の闇

子どもに頼らず「自分で自立を」

田渕紫織
朝日新聞記者

「お出かけ」を「デート」と置き換えることがありますが、どんな心理が働いているのでしょうか(写真はイメージ)

息子は母親の「小さな彼氏」――?
広告でもSNS上でも、母と息子の「恋人」のような関係がポジティブに発信されることがあります。「母と息子の、時に甘美で重苦しい関係が、日本社会の骨組みをかたち作っている」。著書でそう指摘した社会学者・品田知美さんに、4人の記者が母と息子の距離感や危うさについて聞きました。

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