「仕事か家庭か選べ」上司に言われ転職も 医療的ケア児の父親の苦悩

山下剛

小林正幸さんと息子


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「仕事か家庭か、どっちか選べ」。上司からそう迫られた経験がある男性がいます。男性の息子は、おなかの胃ろうから栄養剤を注入するといった医療的ケアを必要とする「医療的ケア児」です。

医療的ケア児を育てる家庭では、「2時間おきにたんの吸引が必要で、夜も眠れない」という話も珍しくはありません。ケアの負担が大きいぶん、父親は家庭に関わることを求められ、家庭と仕事との間で板挟みになりがちです。

医療的ケア児の父親で、全国医療的ケア児者支援協議会の親の部会長をつとめる小林正幸さん(47)に、医療的ケア児の「父親のモヤモヤ」を語ってもらいました。

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