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夢の国行きバスに777が登場 「ドクターイエローのような存在に」

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東京都東部と東京ディズニーリゾートを結ぶ急行路線バスに、「縁起の良すぎる」車両が登場しました。ダイヤは非公開で、出会えるかどうかは運次第。関係者は「幸せの黄色い新幹線」と言われた「ドクターイエロー」のような存在になってくれたら、と話しています。
その車両は、令和7年7月7日にお披露目されました。
JR小岩駅・亀有駅を起点に、一之江駅や葛西駅などを経由して東京ディズニーリゾートまで運行する急行路線バス「シャトルセブン」です。京成バスが運行しています。
ナンバープレートが「777」、車両番号が「E777」というラッキーセブンだらけ。
バスが走る環状七号線の「7」、シャトルセブンの「7」、小岩駅からのバスの系統は「環07系統」、シャトルセブンの運行開始は2007年と、ラッキーセブン尽くしといっても過言ではありません。
なぜこのような車両が導入されたのでしょうか。京成バスの担当者に聞きました。
「シャトルセブンにとって7は特別な意味を持つ数字です。そこで、令和7年7月7日という日に江戸川区と弊社でイベントを企画しました」とのこと。
「ただ7を並べただけでなく、これまでご利用いただいた方々への感謝と、このバスにご乗車された方々が少しでもその日を幸せな気持ちで過ごすことができたら…という願いを込めています」
江戸川区や葛飾区は、東西方向には常磐線や京成線、総武線、京葉線、都営新宿線、東京メトロ東西線が通っていますが、南北方向の交通が長年の課題になっています。
そうした中で、2007年からシャトルセブンは南北交通の改善に向けて運行されはじめました。明るいピンク色の車体が特徴で、2024年には累計利用者数が3千万人を突破しました。
シャトルセブンのバスは15台の車両で運行しています。シャトルセブン自体がラッキーセブンを冠した幸せを呼びそうなバスですが、ナンバープレートが777の車両はそのうちの1台として街中を走っています。
777の車両の運行計画は公表していません。出会えるかどうかは運次第です。
東海道・山陽新幹線の点検車両「ドクターイエロー」は、ダイヤが非公開で「見ると幸せになる」と言われました。
バスの関係者は、シャトルセブンの777の車両がドクターイエローのような存在になってほしいと願っているといいます。
ドクターイエローと違って、777のバスは偶然巡り合えば普通に乗車もできます。
京成バス江戸川営業所の平山和秀所長は、「出会えるかどうかは運次第。ドクターイエローのような感じで、見つけたら・乗れたらラッキーと思って楽しんでもらえたらと思っています」と話しています。
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