「ニュースにならない子どもの死」がくれた気づき データ化の意義

再発防止策の取り組み「CDR」から見えた現実とは?

新谷千布美

子どもの死亡事例を検証するCDRから見えたものとは? ※画像はイメージです

子どもの死亡事例をさまざまな立場の専門家が検証し、再発防止策につなげる「チャイルド・デス・レビュー」(CDR)という取り組みが、2020年から一部の府県で試験的に始まりました。CDRから見えるのは、世の中の注目は集めないかもしれない、だからこそ、多くの人が当事者になり得る事故の存在です。「ニュースにもならず、ずっと気になっていました。もっとできることはなかったかと」。推進役の医師の言葉から、CDRの意義について考えます。(朝日新聞記者・新谷千布美)

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