女性アスリートへ「新しい生理の選択肢を」選手が作った新商品

「試合のため…」無理をした葛藤

田中瑠子

「生理に悩むすべての人に選択肢を提示したい」という思いで商品開発をしたという下山田志帆さん

雨の日も風の日も、重要な商談がある仕事の日も、楽しみにしていた旅行の日にも、毎月お構いなくやってくる「生理」。コンディションにかかわらず、常に高いパフォーマンスを発揮しなければいけないアスリートにとっても、「生理」は頭を悩ませる問題だ。女子サッカー選手としてドイツでプレーし、現在、なでしこリーグ2部のスフィーダ世田谷FCで活動する下山田志帆さんは、「生理との向き合い方」に長く葛藤してきた一人だ。自身の悩みを解決するプロダクトを作ろうと、2021年4月に自らの手で企画・開発を手掛け発売にこぎつけたのが「吸収型ボクサーパンツOPT(オプト)」だ。「生理に悩むすべての人に選択肢を提示したい」と話す、その思いを語ってもらった。(取材・文/田中瑠子)

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