千葉の森に建つ「巨大スイカ」解体発表で殺到した20年分の感謝

「地元のシンボル」が担っていた本当の役割

半田カメラ

森から突き出る「巨大スイカ」。この異様な光景に、地元民たちは長年励まされ続けてきました。その歴史に、写真家・半田カメラさんが迫ります。

内部にガスを蓄え、需要に応じて供給するための機器「ガスホルダー」。地元民に親しまれている、「巨大スイカ」型のものが千葉県にあります。地域のシンボルとして20年以上、域内外から注目を集めて続けてきました。しかし近年、技術革新によって役割を終え、解体が決定。多くの人々が感謝し、別れを惜しむ存在の価値とは何だったのか。大きな物を撮り続ける写真家・半田カメラさんに、つづってもらいました。

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