「友達も救えなかった」監督の後悔 作品で伝える「地獄すぎる職場」

労組に相談 「洗脳」がとけた

清川卓史

映画「アリ地獄天国」=映像グループ ローポジション提供

「アリ地獄」と社員が自嘲する過酷な職場。労働環境の改善を求める30代社員の闘いに密着した映画「アリ地獄天国」が東京都内で公開中だ。土屋トカチ監督(49)が作品に込めたのは、「職場は地獄すぎる」と言って8年前に自死した親友への強い思いだ。(編集委員・清川卓史)

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