内海桂子が残した「宝物」19歳で妊娠、満州慰問…波乱の中のプロ意識

駆け出しの「ナイツ」を連れて行った鰻の老舗

鈴木旭
ライター

2020年8月に亡くなった漫才師の内海桂子=2013年7月24日撮影

2020年8月22日、女性漫才師で漫才協会名誉会長の内海桂子さんが多臓器不全のため、97歳で天国へと旅立った。1938年に漫才師として初舞台を踏み、戦時中は外地慰問にも出向いた。戦後は団子を売って歩き、ホステスとして働き、一回り以上離れた相方・好江さんとコンビを組んで女流漫才師の頂点に立った。時代に翻弄(ほんろう)されながら、波乱万丈の人生を送った桂子さんの軌跡をたどる。(ライター・鈴木旭)※以下敬称略

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