「呪術的過ぎる」製鉄所の機関車、正体は?「目玉印」に隠された歴史

「プリミティブ」な機関車の秘密

神戸 郁人

まるで一つ目のように見える、ディーゼル機関車。独特なフォルムには、意外な歴史と機能がありました

赤地に水色の一本線が入ったボディ。ところどころにすすけやサビが見える、重厚な外観ーー。「なんて呪術的なんだ」。インターネット上でたびたび話題に上がり、そう表現される「機関車」があります。神戸製鋼所加古川製鉄所(兵庫県加古川市)の構内を走るディーゼル機関車は、一度目にすると忘れられないような、たくましさを備えています。見る人の心を捕らえて放さない、独特なフォルムの列車は、なぜ生まれたのか。その背景について取材しました。(withnews編集部・神戸郁人)

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