出川哲朗の好感度は、なぜ上昇したのか? リアクション芸全盛の功罪

“ヘタレ”から“芸人をまっとうする姿”へ

鈴木旭
ライター

「好感度」の評価が一変した出川哲朗=2018年11月26日、東京・六本木、岡田晃奈撮影

バブル時代を迎え、過激なバラエティー番組が視聴者から支持を集めた。その中で、お笑い芸人が体を張る“リアクション芸”が確立。ダチョウ倶楽部、出川哲朗らがつくったひな型は、現在のバラエティーに欠かせない要素を生み出すことになる。団体芸、ワイプ芸、さらにはコロナ禍の影響で多用されているリモート出演まで、今やタレントの役割はリアクションに集約されていると言っていい。リアクション芸がテレビに与えた影響、その限界について考える。(ライター・鈴木旭)

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