ひきこもり「30年の変化」 家庭内に起きる「奇妙な平和」の落とし穴

「本気で向き合わないと」支援現場の危機感

竹田 和博
富山総局

元教員の男性(左から2人目)が手作りしたすごろくを使いながら英語に親しむ寮生たち=‎2019‎年‎5‎月‎24‎日、富山市万願寺

不登校やひきこもりの若者たちが寝食をともにして自立を目指す富山市内の共同生活寮「ピースフルハウスはぐれ雲」、通称「はぐれ」。設立から30年余りの間に、寮に入る人たちの年代は徐々に上がり、長期間ひきこもっていたという人も現れた。背景には何があるのか。そして、社会とのつながりを絶った人たちとの接点をつくるために重要なこととは。(朝日新聞富山総局・竹田和博)

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