「コロナ大仏」建立に予想以上の賛同者 追い込まれた僧侶の思い
大きな体で包み込むのは、人々の震える心
新型コロナウイルスの流行後、「大仏建立」という言葉がネット上でささやかれるようになりました。感染への不安を、大きな仏様に受け止めて欲しい。そう考える人々が増えつつあるのかもしれません。「ならば実際に造ってしまおう」と、クラウドファンディングで建設費用を募っているお坊さんがいます。「これは自分自身の負の感情と向き合うための試みでもあるんです」。形にならない恐怖心を包み込み、胸の内に明かりを灯(とも)そうとする、壮大なプロジェクトの背景にある思いについて聞きました。(withnews編集部・神戸郁人)