「肥後国海中の怪」として残されるアマビエ(トリミング)=『新聞文庫・絵』(84ページ)(京都大学附属図書館所蔵)
新型コロナウイルスの感染拡大を受け、3月に入ってからSNSで注目されているのが「アマビエ」という半人半魚の妖怪です。海から現れ、「もし疫病が流行することがあれば 私の姿を描いた絵を人々に早々に見せよ」と告げたという記録にちなんで、たくさんの人が絵を描いて投稿しています。しかし他にも疫病を予言する妖怪がいる中で、アマビエが現れたと残されている記録は1件のみ。一体どうしてここまで注目されるのか、「
明治妖怪新聞」(柏書房)などの著書がある湯本豪一さんに聞きました。