富野由悠季さん、展覧会で語った反省 「ガンダム、敗北感しかない」

市野塊
朝日新聞松江総局記者

企画展の開幕記念イベントで登壇した富野由悠季さん=2020年1月11日、島根県益田市有明町の県芸術文化センター・グラントワ

「反省」「敗北」。自身の活動を振り返る展覧会について返ってきたのは、後ろ向きな言葉だった。「機動戦士ガンダム」シリーズの生みの親である富野由悠季さん(78)は、自らに対してとことんストイックです。人類の愚かさへの「絶対的な諦め」があるという世界観。それでも、消えない子どもたちへの希望。富野さんがガンダムをはじめとする作品を通じて伝えようとしていることは何か。話を聞きました。

続きを読む