伝道の合間に買った下着…親を拒めない宗教団体の子、砕かれた自尊心
「2世信者」の生きづらさとは?
宗教団体の信者として生きることを、親に選ばされた子どもたちがいます。いわゆる「2世信者」です。伝道活動を優先させられ、下着すら自由に買えない。教義を守ろうとして、進学先の選択肢を狭めてしまう。あらゆる行動を、組織の考え方と、その代弁者である親に決められる毎日。成長の過程で自尊心を砕かれ、生活に支障をきたす人も少なくありません。彼ら・彼女らはどういった課題を抱え、自らの人生を歩もうとする上で、どんな支えが必要になるのか? 当事者・専門家双方の言葉から、「生きづらさ」との向き合い方について考えます。(withnews編集部・神戸郁人)