クジラは絶滅寸前? 捕鯨船で見た「厳格ルール」何から何まで記録

初見翔

捕鯨船の甲板で、ミンククジラの解体が始まる=2019年7月27日、ノルウェー領スバールバル諸島沖

私は、平成元年生まれの埼玉育ち。大人になるまでクジラを食べたことはありません。最近まで「クジラが食べられなくても困らない」と思っていましたが、一方で、「食文化は多様なほうがいい」とも思ってきました。日本は、捕鯨では国際社会から批判を受けることが多い立場です。鯨を食べない人間も、無関係ではありません。問題の根っこにあるものは何か? 現場から考えてみようと捕鯨船に密着取材をしようとしたところ……「無理です」。クジラにまつわる疑問を現場から考えます。(朝日新聞記者・初見翔)

続きを読む