「タバコ1日50本分」「殺人大気」深刻なインド、日系企業は商機探る

奈良部健

大気汚染の体への影響を警告するパネル=ロイター

「1日にたばこ50本吸うのと同じ」「殺人大気」――。冬にはそんな風にも言われる「世界最悪の大気汚染大国」インド。環境保護団体グリーンピースなどが今年3月、世界3千の都市について汚染の程度を示す指標データを発表したところ、世界ワースト10位のうち7つがインドの都市でした。ワースト1は、日本人が多く住むニューデリー郊外のグルガオン。現地の幼稚園や小学校に通う記者の子どもも、この季節になると咳が止まらず、気が気ではありません。

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