タイの御曹司が地位捨て政治家に 民主化の星が日本人に言いたいこと

染田屋 竜太
ヤンゴン支局長兼アジア総局員

タナトーン・新未来党党首=2019年3月、ロイター

 タイで今、若者の間で絶大な人気を集めている政治家がいます。大企業の副社長で大富豪だったタナトーン氏。政党をつくって1年で、総選挙では議員ゼロからいきなり第3党に躍り出ました。カリスマ的リーダーシップで「民主化の星」と呼ばれ、将来の首相とも目されます。大企業の御曹司の座を捨てて政治家を選んだ彼は、日本企業の買収に関わるなど、実は日本とつながりのある人です。そんな彼が、日本の人に言いたいことがある、といいます。(朝日新聞ヤンゴン支局長兼アジア総局員・染田屋竜太)

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