日本が生んだ計測の技術 前回東京オリンピックで採用、クレームゼロ

日本人初の9秒台を出した桐生祥秀選手。タイム発表までの数秒間、周囲は息をのんだ

2020年東京五輪・パラリンピックの開催を控え、アスリートだけではなくさまざまな裏方も奮い立っています。熱戦を支える一役を担うのが、世界に先駆けて日本が生んだ「計測」のプロたちの技。タイムを瞬時に判定する自動計測システムの原型は、1964年の前回東京五輪から始まりました。「Made in Japan」が世界基準となって半世紀余。脈々と受け継がれた信頼の技は、進化を重ねながら世界各地でアスリートたちのドラマを引き立てています。(朝日新聞映像報道部・池田良)

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