のんさんと岩手、両想いの理由 持続可能な「関係人口」という物さし
岩手に転勤してから、気になっていたことがあります。NHKの連続テレビ小説「あまちゃん」の主人公のんさんを身近に感じる機会が多いのです。あちこちでのんさんを応援する取り組みが進み、のんさんも地元のお祭りに駆けつけます。その様子はまるで「両想い」のよう。東京で見かける機会が減っていた時期も、岩手では変わらず愛され続けていました。いったいなぜ? 取材を進めて見えたのは「のんさんの生き方が、縮小していく地方のモデルになる」という期待感でした。(朝日新聞記者 渡辺洋介)